おでん

昨夜からの雨で今日は気温が10度ほど下がり、午後を過ごした図書館の中も肌寒かった。夕飯時に家に帰ると、体を温めようと冷蔵庫の奥に取り残されていたおでんのパック二つを鍋にあけて加熱した。いつかアジアンショップでBuy One Get One Freeで買ったものだった。他の輸入品と同じく、このパックにも賞味期限は書いていなかった。いざ準備ができて食べる段になると、食べれるかどうか半信半疑だった。しかし、そんな心配を余所にして、口の中に広がった熱々の汁はたちどころに私の心と体を暖めほぐした。気が付けば一袋分の具と汁を一気に平らげていた。もう一袋分残った鍋に明日のためにと勇気を出して蓋をした。そしてふと、おでんの入っていた袋に目をやる。遠路遥々、海を渡ってきたおでんパック。製造元の人たちは「平凡な普通の人たち」かもしれないが、海外で一人暮らしをしている私にとって、彼らの仕事の価値はいま計り知れなかった。

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Goin’ Home

今日は久しぶりにドヴォルザークの「新世界より」を聴いた。(2013年2月22日 | ニューヨクフィル | Andrey Boreyko指揮)第二楽章の主題を聴くといつも、高校時代に通っていた図書館を思い出す。閉館時刻が近づいた館内にこのメロディーが流れていた。もうあの頃に帰れないと思うと、『家路』の旋律がよけいノスタルジックに聴こえた。